お店とAIの、実践ノート。

LINEで顧客を増やすには?小さなお店の友だち追加・再来店ガイド

LINEで顧客を増やすには?小さなお店の友だち追加・再来店ガイド

クリーニング店の店主がスマートフォンを持つお客様にLINEの利用を案内するイラスト LINE制作
小さなお店のLINE活用は、追加するメリットを伝えることから。

※この記事にはAmazonアソシエイトおよびA8.net(楽天)の広告リンクが含まれます。Amazonのアソシエイトとして、まわれまわれは適格販売により収入を得ています。

「LINE公式アカウントは作った。でも、お客様が増えた実感がない」

そんなときは、配信する回数を増やす前に、登録してもらうところから来店までの流れを見直してみましょう。

小さなお店がLINEで顧客を増やすには、お店を知ってもらう場所を用意し、友だち追加の理由を伝え、来店するきっかけを届けることが大切です。さらに、一度来てくださったお客様とのつながりを保つことで、次の利用にもつなげられます。

この記事では、クリーニング店など地域のお店で試せる方法を整理します。配信文や数字の例は実践用の提案・試算であり、当店で集客効果を実証した事例ではありません。機能・料金は2026年9月8日に公式情報を確認しました。

LINEで増やしたいのは「友だち」だけですか?

まず、「新しいお客様を増やしたい」のか、「今のお客様にもう一度来てもらいたい」のかを分けて考えます。

目的お店で取り組むこと確認する数字
新規のお客様の初来店ホームページや店頭で友だち追加を案内し、料金・場所・利用方法を伝えるLINEを見て初めて来店した人数
既存のお客様の再来店会計時に案内し、季節の利用提案や役立つ情報を届けるLINEを見て再来店した人数
問い合わせから利用へチャットの対応方法と、申し込みまでの流れを整える問い合わせ数と利用につながった件数

レジで友だち追加してくれた方は、すでにお店のお客様です。その登録を「新規顧客が1人増えた」と数えると、本当に知りたい集客効果が見えなくなります。

LINEの友だち数と、お店の新規客数は、別々に記録しましょう。

初めてのお客様と既存のお客様それぞれに、友だち追加から問い合わせ・来店を案内する流れ
友だち数と来店数を分け、初来店・再来店の両方を記録します。

1.友だち追加を案内する場所を3つに絞る

最初は、店頭・会計時・ホームページの3か所から始める案をおすすめします。

店頭では、通りがかった方が営業時間やサービスを確認できる案内にします。会計時は、利用を終えたお客様に、今後受け取れる情報を一言伝えます。ホームページでは、サービス内容や料金を読んだ方が、問い合わせや友だち追加に進めるようにします。

QRコードの横には「LINE始めました」だけでなく、登録するメリットを書きます。

営業日のお知らせや、季節の衣類のお手入れ情報をLINEでお届けします。
ご希望の方はこちらから友だち追加できます。

実際にチャット相談を受けられる体制があるなら、次の案も使えます。

クリーニングに出すか迷った衣類は、LINEでご相談いただけます。
写真だけでは判断できない場合は、店頭で確認します。

対応できないサービスは書かず、追加を断られた場合は無理に勧めないようにします。

QRコードや追加リンクは、LINE公式アカウントの管理画面から取得できます。場所ごとに追加経路を設定すると、どこから登録されたかを調べる手がかりになります。LINEヤフー公式:友だち追加ガイド(確認日:2026年9月8日)

2.登録直後に「何が届くか」を伝える

登録してくれた方が最初に見る、あいさつメッセージを整えます。店名、配信する内容、問い合わせ方法が伝わる短い文章で十分です。

以下は、衣類のお手入れ情報を配信し、チャット対応を行う店舗向けの文例です。

友だち追加ありがとうございます。
こちらでは、営業日のお知らせと季節の衣類のお手入れ情報をお届けします。
ご相談は、このトークにメッセージをお送りください。返信は営業時間内に順次行います。
衣類の状態によっては、店頭での確認をご案内する場合があります。

使う際は自店の店名を添え、配信内容と返信の案内を実際の運用に合わせてください。

あいさつメッセージは友だち追加時などに自動送信される機能です。最初にどんな情報が届くかを知らせる用途に使えます。LINEヤフー公式:あいさつメッセージ(確認日:2026年9月8日)

3.リッチメニューは「知りたいことへの入口」にする

リッチメニューは、トーク画面下部に表示されるメニューです。外部サイトへのリンクやクーポンなどを設定できます。LINEヤフー公式:リッチメニュー(確認日:2026年9月8日)

クリーニング店なら、まず次の3つを候補にします。

ボタン名の例リンク先・案内内容
料金・サービス主な料金と、取り扱いサービスのページ
営業時間・アクセス営業時間、定休日、地図、駐車場の案内
お問い合わせ対応方法を説明したページ、または相談を促すテキスト

ボタンを押した後に、必要な情報へたどり着けるかを自分のスマートフォンで確かめましょう。

予約サイトをすでに使っているお店なら、予約ページへのリンクも候補です。ただし、「予約」ボタンを置くだけで予約管理の仕組みが完成するわけではありません。受付後の確認や返信まで決めておきます。

4.売り込みより先に、来店する理由を届ける

配信では、誰に、何を知ってほしいか、その後どうしてほしいかを一つに絞ります。以下はいずれも配信案です。

初めての利用が不安な方へ

初めてのクリーニングで、出し方に迷っていませんか?
気になる汚れや、いつまでに使いたいかを受付でお伝えください。
料金や仕上がり日は、お品物を確認してご案内します。

季節の衣類を出そうか迷っている方へ

衣替えで、洗うか迷っている服はありませんか?
気になる汚れや素材について、受付でご相談いただけます。
次に着る予定がある方は、ご利用日も一緒にお知らせください。

しばらく利用していない方にも役立つ案内

最近、クローゼットの中で気になっている服はありませんか?
「この服もお願いできる?」というご相談も受け付けています。
お買い物のついでに、受付でお声がけください。

最後の文例は全体配信にも使える内容です。「しばらく来ていない人だけ」に自動配信できると説明しているわけではありません。来店履歴に応じて送り分けるには、顧客情報の管理や連携方法を別途検討する必要があります。

最初は月2回程度を運用案とし、配信可能通数と反応を見て調整します。月2回がすべての店の最適解という意味ではありません。

5.クーポンとショップカードは利益を確かめて使う

LINE公式アカウントには、来店時に利用できるクーポンや、ポイントを発行・管理するショップカードがあります。LINEヤフー公式:基本機能(確認日:2026年9月8日)

クーポンを使うなら、対象サービス、有効期限、利用回数、ほかの割引との併用可否を明記します。「お得」と伝えるだけでなく、お客様にもスタッフにも条件が分かる形にしましょう。

割引額を決める前には、粗利益も確認します。

たとえば、値引き前の粗利益が1件600円で、200円引きにすると、ほかの条件が同じなら残る粗利益は400円です。値引き前の10件分と同じ粗利益6,000円を得るには、15件の利用が必要になります。

これは架空の条件による試算で、実際の店舗原価や成果ではありません。割引で増える作業量も含め、自店で無理なく提供できる内容を選びます。

LINE公式アカウントの料金はいくら?

2026年9月8日時点の基本料金は次のとおりです。

プラン月額固定費・税別月に含まれるメッセージ通数上限を超える追加配信
コミュニケーション0円200通不可
ライト5,000円5,000通不可
スタンダード15,000円30,000通従量課金で可能

通数は、基本的に「配信回数×送信先人数」で計算します。100人へ月2回なら200通、150人へ月2回なら300通です。友だち登録が200人まで無料、という意味ではありません。LINEチャットの送受信、応答メッセージ、あいさつメッセージは、この通数には含まれません。

有料オプションは別料金です。また、公式ページには2026年10月1日の追加メッセージ料金改定が予告されています。契約・変更時は最新の料金を確認してください。LINEヤフー公式:料金プラン(確認日:2026年9月8日)

最初の30日間は、この順番で試す

期間作業確認すること
1週目店名・営業時間・あいさつメッセージを整える初めて見る人が店の情報を理解できるか
2週目店頭・会計時・ホームページで追加を案内する追加するメリットが伝わるか
3週目一つの用件に絞って配信する問い合わせや来店の反応があるか
4週目もう一度配信し、数字と受付の反応を記録する次月に変える点を一つ決められるか

配信前には、管理画面で残り通数と送信先人数を確認します。最初から細かな自動化をそろえず、一つずつ試して構いません。

記録するのは、新しく追加された人数、ブロック数、問い合わせ数、LINEを見て来店した人数です。来店人数は初来店と再来店に分け、可能なら売上や特典原価も残します。

管理画面では友だち追加数、ブロック数、追加経路などを確認できます。ただし、少数のデータや属性は表示されない場合があり、実来店や売上まで自動的に分かるわけではありません。LINEヤフー公式:分析・友だち(確認日:2026年9月8日)

会計時に「LINEのご案内をご覧になりましたか?」と自然に伺い、任意で答えてもらう方法でも記録できます。申告した人数すべてがLINEによる純増とは限らないため、前月や配信前の状況と合わせて考えましょう。

LINEの集客と再来店施策を、本で学びたい方へ

関連書籍は、野田明日香さんの『店舗やサロンのためのLINE公式アカウント集客・販促の教科書』です。

出版社が公開する目次では、友だち登録の案内、リッチメニュー、クーポン配信、来店後のフォロー、ショップカードを扱っています。この記事から、具体的な運用をさらに学びたい方の候補として選びました。

確認したのは出版社の内容紹介と公開目次です。本文全体の通読や、当店での効果検証は行っていません。予約・配信の自動化に必要な外部ツールや費用も、目次だけでは確認できません。

著者:野田明日香/出版社:つた書房/発刊日:2026年5月31日/224ページ/出版社表示価格:税込2,200円。料金・操作画面は変更されるため、最新のLINE公式情報も併せて確認してください。

出版社の内容紹介・目次を確認する(確認日:2026年9月8日)

広告:『店舗やサロンのためのLINE公式アカウント集客・販促の教科書』をAmazonで見る

今日やることは、登録の案内を一言変えること

最初の一歩は、店頭の「友だち追加してください」を、「追加すると何が便利になるか」が分かる言葉に変えることです。

営業日が分かる。サービスについて相談できる。季節に合う利用方法が届く。お店が実際に提供できる便利さを、一つ伝えてみてください。

LINEで顧客を増やす取り組みは、登録してくれた方が「この店を使ってみよう」「またお願いしよう」と思える案内を、少しずつ整えることから始められます。

コメント

ひとつの困りごとから、
一緒に整えましょう。

LINE・AI・Webのご相談を、お店の現場から。

無料相談・お問い合わせ
タイトルとURLをコピーしました